[２７日 ロイター] - 英小売協会（ＢＲＣ）が２７日に発表したデータによると、８月の国内小売店の店頭価格は前年比で２０２１年１０月以降初めて下落した。衣料品や家庭用品の夏物セールが押し下げ要因となった。

ＢＲＣによると、店頭価格は７月に０．２％上昇、８月は前年同月比０．３％下落した。食品以外の価格は１．５％下落し、ここ３年で最大の下げとなった。一方、食品価格は２．０％上昇し、７月の２．３％から鈍化し、２１年１１月以降で最小の伸びとなった。

データをまとめた市場調査会社ニールセンの小売・ビジネスインサイト部門責任者、マイク・ワトキンス氏は「多くの非食品小売業者が予測不能な天候を理由に販促支援を継続したため、店頭価格インフレは８月に再び低下した」と述べた。

ＢＲＣの調査は８月１日から８月７日までの主要チェーン店の価格を対象とする。