- 2024/08/27 掲載
中国PDD、第2四半期売上高が予想下回る 株価急落
[26日 ロイター] - 格安電子商取引(EC)サイト「Temu(ティームー)」を世界展開する中国のPDDホールディングスが26日発表した第2・四半期決算は、売上高が市場予想を下回った。個人消費の減少が国内の格安ECサイト「?多多(ピンドゥオドゥオ)」に打撃となった。同社株価は取引開始直後に25%強下落した。
売上高は970億6000万元(136億4000万米ドル)。LSEGがまとめたアナリスト予想平均の1000億元に届かなかった。
ピンドゥオドゥオの低価格とあらゆる商品の大幅な値引きは、コスト意識の高い消費者を引き付けているが、大手競合勢も大々的なプロモーションを展開し、PDDに競争圧力をかけている。
財務担当幹部は「今後、競争の激化と外部の問題により売上高の伸びが圧迫されるのは不可避だ。わが社は投資を継続するため収益性も影響を受ける」と述べた。
同社はプラットフォームの信頼性と安全性に多額の投資を行い、質の高い加盟店を支援する一方、質の低い加盟店対応に取り組む方針。
共同創業者で、会長兼共同最高経営責任者(CEO)の陳磊氏は「われわれは短期的な犠牲と収益性の低下を受け入れる用意がある。過去数四半期の着実な進歩に勇気づけられる一方、この先多くの課題を想定している」と述べた。
営業経費は、マーケティング、宣伝広告、プロモーションに投資したことで48%増となった。一般管理費は従業員関連費用のため3倍超増の18億4000万元に上った。
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