- 2024/08/25 掲載
インフレ低下は順調、ECBは取り組み継続=レーン専務理事
ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた米連邦準備理事会(FRB)の経済シンポジウムで、「ECBの金融政策の有効性に関する私の中間評価は、最重要目標の達成に向けて順調な進展があったということだ」と述べた。
しかしインフレ率は2025年末にようやく2%に戻ると予想されているとして、慎重な姿勢を維持した。
「目標に戻るのはまだ確実ではない」とし、インフレ率を低下させ目標水準に戻す上で必要な期間、金融スタンスは引き締め的でなければならないと述べた。
その一方で、過度に引き締まった政策を長く続けることは、成長を抑制し労働市場を弱めかねないと警告した。
「金利が高すぎる状態を長く続けすぎると、中期的にインフレ率が目標を下回る状況が慢性化し、生産と雇用への副作用を最小限に抑えるという点で非効率になる」と指摘した。短期的な政策についてコメントしなかった。
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