- 2024/08/17 掲載
NY外為市場=ドル軟化、円は週間で6月以来最大の下落幅
米国の住宅指標もドルへの圧力となった。
米商務省が16日に発表した7月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.1%減の85万1000件と、5カ月連続で減少した。
主要通貨に対するドル指数は0.48%安の102.54となった。
ドルは対円で1.04%下落し、147.75円。前日の取引では149.40円と2週間ぶりの高値を付けていた。
ただ円は、米国の経済指標が景気後退懸念を緩和したことから、週間では6月以来最大の下落幅となる見通し。
ストーンXの市場調査責任者マット・ウェラー氏は「円は足元で最も強い主要通貨だが、トレーダーらが他の主要中央銀行の利下げ期待を抑えていることから、今週は依然として最も軟調な通貨といえる」と述べた。
経済見通しの改善により株式相場は上昇し、ポンドなどリスクに敏感な通貨は堅調な値動きとなった。
英ポンドは0.6%高の1.2931ドル。7月25日以来の高値となり、週間では1.2%上昇する見通しとなった。
ユーロは0.36%高の1.1012ドルとなった。弱い経済指標を受けドルが下落したことから、ユーロは今週初めに1月3日以来の高値を記録した。
ドル/円 NY終値 147.58/147.62
始値 148.35
高値 148.35
安値 147.58
ユーロ/ドル NY終値 1.1028/1.1029
始値 1.0993
高値 1.1029
安値 1.0983
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