- 2024/08/17 掲載
英政府、イングランド銀外部委員に経済学者のテイラー氏指名
テイラー氏は英国出身で、現在は米ニューヨークのコロンビア大学の経済学の教授。国際経済と金融危機を専門とする。米金融大手モルガン・スタンレーや米大手債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)、米コンサルティング会社マッキンゼーでシニアアドバイザーを務めてきた。
リーブス財務相は「テイラー教授の金融業界と学界の両方における豊富な経験は、金融政策委員会に貴重な専門的見解をもたらすだろう」と述べた。
テイラー氏は英ケンブリッジ大学で学び、米ハーバード大学で経済学の博士号を取得した。
米サンフランシスコ地区連銀が2023年9月に発表した研究で、テイラー氏と共著者らは、金融引き締め政策は少なくとも12年間はその国の潜在的な経済力に影響する可能性があるとの見解を示した。
ハスケル氏はMPCの中で最もタカ派的な委員の一人。英中銀が今月1日に発表した政策金利を巡っては、約16年ぶりの高水準である5.25%からの引き下げではなく、据え置きに投票した少数派(9人の委員の中で4人)だった。
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