- 2024/08/16 掲載
ステランティスの米株主、予想外の株価下落で会社を提訴
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスが15日、米国の株主からニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁に提訴された。同社が株価下落をもたらした低調な業績の発表前に在庫の増加やその他の弱点を隠すことで、株主を欺いたと原告側は主張している。
訴状によると、ステランティスは在庫、価格決定力、新製品、営業利益率について「圧倒的に肯定的な」評価をすることで、2024年の株価の大半を人為的につり上げたという。
株主はステランティスが7月25日に発表した上半期の調整後営業利益が前年同期比40%減の84億6000万ユーロ(92億8000万ドル)と、アナリスト予想平均の88億5000万ユーロを下回ったことで真実が判明したと述べた。
ステランティスはロイターに電子メールで「本訴訟には根拠がなく、わが社は徹底的に争う」とコメントした。
同社はまた、調整後営業利益率が通期目標の2桁を下回ったと明らかにした。
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