- 2024/08/16 掲載
米国株式市場=大幅続伸、小売統計受け景気懸念が後退
S&P総合500種の主要11部門のうち9部門が上昇し、一般消費財や情報技術が上げを主導した。
米商務省が発表した7月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.0%増加し、エコノミスト予想の0.3%増を上回った。
小売大手ウォルマートは6.58%高。第2・四半期決算が好調で、通期の売上高と利益の見通しを上方修正した。引き上げは今年2回目。
同業のターゲットとコストコもそれぞれ4.35%高、1.69%高となった。
米労働省が発表した8月10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比7000件減の22万7000件とエコノミスト予想(23万5000件)を予想外に下回り、2週連続の減少となった。
USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「投資家心理が改善し、ファンダメンタルズ(基礎的条件)がリスクオンのバイアスを支える中、一連の懸念は後退し始めている」と指摘。「小売売上高は予想を上回り、消費者物価指数(CPI)も許容できる水準だったことから、基本的な環境は株価上昇と一致している」と述べた。
来週開かれるジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の後援を前に、市場では今週の経済指標に注目が集まっていた。
このほか個別銘柄ではシスコシステムズが6.8%上昇。第1・四半期(8─10月)の売上高について強気の見通しを示すとともに、全世界で従業員の7%を削減すると発表した。
ナイキは5.07%高。著名投資家でヘッジファンド運用者のビル・アックマン氏が同社に新たに投資した。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイによる投資が明らかになった化粧品小売りのアルタ・ビューティーも11.17%急伸した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.22対1の比率で上回った。ナスダックでも2.66対1で値上がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 40563. +554. +1.3 40295. 40590. 40295.
06 67 9 74 51 74
前営業日終値 40008.
39
ナスダック総合 17594. +401. +2.3 17394. 17602. 17375.
50 90 4 55 72 41
前営業日終値 17192.
60
S&P総合500 5543.2 +88.0 +1.6 5501.1 5546.2 5501.1
種 2 1 1 3 3 3
前営業日終値 5455.2
1
ダウ輸送株20種 15600. +186. +1.2
02 21 1
ダウ公共株15種 1000.9 -1.06 -0.1
2 1
フィラデルフィア 5173.3 +240. +4.8
半導体 8 04 7
VIX指数 15.23 -0.96 -5.9
3
S&P一般消費財 1470.6 +48.0 +3.3
3 3 8
S&P素材 569.86 +8.45 +1.5
0
S&P工業 1075.6 +13.9 +1.3
2 7 2
S&P主要消費財 860.14 +8.42 +0.9
9
S&P金融 722.01 +6.59 +0.9
2
S&P不動産 262.53 -0.90 -0.3
4
S&Pエネルギー 693.22 +5.94 +0.8
6
S&Pヘルスケア 1779.4 +10.5 +0.6
1 6 0
S&P通信サービ 298.85 +2.58 +0.8
ス 7
S&P情報技術 4305.6 +106. +2.5
9 59 4
S&P公益事業 375.58 -0.08 -0.0
2
NYSE出来高 9.31億株
シカゴ日経先物9 ドル建て 37660 + 大阪比
月限 1010
シカゴ日経先物9 円建て 37625 + 大阪比
月限 975
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