- 2024/08/06 掲載
日銀と連携して経済財政運営、株価変動で岸田首相 「緊張感持ち注視」
[広島市 6日 ロイター] - 岸田文雄首相は6日、広島市で行った会見で、日本の株価の激しい値動きについて「状況を冷静に判断することが重要」と述べたうえで、「引き続き緊張感をもって注視するとともに日銀と密接に連携しつつ経済財政運営を進めていきたい」と語った。
首相は、内外の経済・金融市場の動向について、実質賃金が27カ月ぶりにプラス転化したことや高水準の賃上げ、最低賃金の過去最大の上げ幅などを踏まえ、「日本経済は新たなステージへの力強い移行が続いている」との認識を示した。
今後予定されている自民党総裁選への首相自身の出馬に関する質問には、「今、経済・外交をはじめ先送りできない課題について結果を出すべく全力で取り組んでいる。現段階でそれ以上は申し上げることはしない」とし、明言を避けた。
首相はこの日、同市で行われた平和記念式典に出席した。
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