- 2024/07/11 掲載
中国の石炭発電比率、5月は過去最低 非化石エネ最高更新=調査
[北京 11日 ロイター] - 中国で石炭で発電された電力の割合が、5月に過去最低の53%となったことが分かった。前年同月の60%から低下した。一方、非化石燃料の比率は過去最高の44%で、この傾向が続けば炭素排出量は昨年がピークだった可能性がある。
アジア・ソサエティ政策研究所のシニアフェロー、ラウリ・ミリビルタ氏が専門家向けの「カーボン・ブリーフ」の委託で分析を行った。
5月は太陽光発電の比率が12%、風力発電は11%に上昇。水力発電の比率は15%、原子力は5%、バイオマス発電は2%だった。
再生可能エネルギー発電の増加により、中国全体の排出量の約40%を占める電力部門の二酸化炭素排出量は、5月に3.6%減少した。
ミリビルタ氏は「現在の急速な風力・太陽光発電の導入が続けば、中国の二酸化炭素排出量は引き続き減少し、2023年がピークとなる公算が大きい」と指摘した。
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