- 2024/07/11 掲載
日経平均は3日続伸、連日の最高値更新 初の4万2000円台
日経平均は511円高でスタートした。寄り付き時点で4万2000円台に乗せ、一時594円高の4万2426円77銭に上値を伸ばした。寄与度の高い半導体関連株や電子部品を中心に幅広く買いが先行。グロース株とバリュー株、大型株と中小型株の間では、大きな偏りはみられなかった。
テクニカル面から短期的な過熱感が意識され、いったん上げ幅を縮小する場面があったが、後場には再び上げ幅を取り戻す動きとなった。米6月消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間の今晩に控える中で「CPIが弱い数字となって、米国の利下げ期待が高まることを先取りするような動き」(国内証券のアナリスト)との見方が聞かれた。
このところの株高は、海外勢を中心とする先物主導の上昇との見方が多い。あすにはオプションのSQ(特別清算指数)を控えており、一区切りになるのではないかとの声もある。
市場では「ここまでの急激な上昇は一巡しつつあるだろう。為替の円安で(7月下旬から発表が本格化する)企業決算はかなり強い数字になるとの見方があり、今後は見極めのフェーズに入ってくる」(岡三証券の松本史雄チーフストラテジスト)との見方が聞かれた。
TOPIXも最高値を更新し、0.69%高の2929.17ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.69%高の1507.7ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆7090億3200万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業やパルプ・紙、金属製品など29業種、値下がりは保険や証券、海運、銀行の4業種だった。
主力株では、きょう決算を発表するファーストリテイリングのほか、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの指数寄与度の高い銘柄がしっかりだった。一方、アドバンテスト、三菱重工業はさえなかった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.21%高の655.86ポイントと、3日ぶりに反発した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1251銘柄(76%)、値下がりは356銘柄(21%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 42224.02 392.03 42343. 42,102
72 .46─42
,426.7
7
TOPIX 2929.17 19.97 2939.4 2,923.
1 71─2,9
46.60
プライム指数 1507.70 10.27 1512.6 1,504.
1 96─1,5
16.57
スタンダード指数 1280.79 6.88 1279.1 1,275.
05─1,2
81.35
グロース指数 844.44 1.26 844.72 836.43
─845.8
3
グロース250指 655.86 1.35 655.89 648.93
数 ─657.0
9
東証出来高(万株 180716 東証売買代金 47090.
) (億円) 32
*写真を差し替え再送します。
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