- 2024/07/11 掲載
機械受注5月は前月比3.2%減、判断「持ち直しの動きに足踏み」へ下方修正
[東京 11日 ロイター] - 内閣府が11日に発表した5月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比3.2%減だった。2カ月連続の減少で、内閣府は基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」へ引き下げた。前年比では10.8%増だった。
ロイターが事前にまとめた予測値は前月比0.8%増で、結果は予想外のマイナスとなった。
製造業は前月比1.0%増の4237億円で、2カ月ぶり増加。業種別では「電気機械」、「情報通信機械」、「その他製造業」などが押し上げに寄与した。
非製造業(除く船舶・電力)は同7.5%減の4397億円と2カ月ぶりに減少した。「通信業」、「不動産業」、「金融業・保険業」などがマイナスに影響した。
外需は前月比9.1%増の1兆4878億円で、2カ月連続で増加した。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
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