- 2024/07/10 掲載
中国新車販売、2.7%減=買い控えで4カ月ぶりマイナス―6月
【北京時事】中国自動車工業協会が10日発表した6月の新車販売台数は、前年同月比2.7%減の255万2000台だった。前年割れは春節(旧正月)連休の特殊要因で2桁減となった2月以来4カ月ぶり。景気冷え込みに加え、値下がりが進むとの期待から、消費者の間で買い控えが広がったためとみられる。
中国では電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)が2月に主力車種の値下げに踏み切ったことをきっかけに、価格競争が激化。日系大手メーカーは「3割ほど値引きしたが、売れ行きは芳しくない」(関係者)と嘆く。
新車販売のうち、政府が普及を支援するEVなどの「新エネルギー車(NEV)」は30.1%増の104万9000台だった。好調に見えるものの、伸びは前月の33.3%から鈍化。別の日系メーカーは「そもそも景気が悪いのが大きい」と指摘。客が販売店を訪れても、購入につながらないケースが増えていると明かした。
【時事通信社】 〔写真説明〕中国・山東省煙台市の港で船積みを待つ輸出用自動車(AFP時事)
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