- 2024/07/04 掲載
日経平均は5日続伸、日経・TOPIXともに最高値
日経平均は前営業日比166円高でスタート。買い一巡後は伸び悩む場面もみられたが、後場に再び上値を追う展開となり、390円高の4万0971円23銭で高値をつけ、終値ベースの過去最高値(4万0888円43銭)を約3カ月ぶりに上回った。指数寄与度の大きい半導体関連銘柄が買われ、日経平均を押し上げた。全体の物色動向としてはバリュー株、ハイテク株ともに底堅く推移した。
TOPIXも5日続伸し、0.92%高の2898.47ポイントだった。史上最高値を1989年12月以来、34年半ぶりに更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.92%高の1491.89ポイント。プライム市場の売買代金は4兆1303億4600万円だった。
東証33業種では、値上がりは非鉄金属、輸送用機器、銀行、卸売り、機械など28業種、値下がりは水産・農林、その他製品など5業種だった。
大和証券の細井秀司シニアストラテジストは米国株の出遅れ修正がきっかけとなり、日本株全体に上値追いの流れが広がっていると話す。「日本株が調整含みとなっていた4─6月、1株当たり利益(EPS)は粛々と増加。日本株にも物色を広げようと資金が向かっており、再始動的な買い方が入っている」という。
一方で、市場関係者の間では、足元の株高は「トランプ相場」を先取りした動きとの見方もある。市場では「仮にトランプ相場を織り込んでいても、まだ1回目のテレビ討論会が終わったばかり。時期尚早であることは否めない」(信託銀行アナリスト)と、慎重な見方も少なくなかった。
主力株では、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、TDKの3銘柄で日経平均を約162円押し上げた。ファーストリテイリング、東京エレクトロンは小幅安だった。
そのほか個別では、住友金属鉱山、住友ファーマ、協和キリン、IHIが6─7%超高、川崎重工業は7%超安、エーザイは2%超安だった。前日に、インテリア雑貨店を運営するフランフラン(東京都港区)を499億円で買収すると発表したアインホールディングスは9%超安で東証プライム市場の値下がり率トップだった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.14%高の653.92ポイントと、続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが985銘柄(59%)、値下がりは586銘柄(35%)、変わらずは74銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 40913.65 +332.89 40747.59 40,604.15─40
,971.23
TOPIX 2898.47 +26.29 2881.10 2,879.41─2,9
00.91
プライム市場指数 1491.89 +13.54 1483.32 1,482.07─1,4
93.02
スタンダード市場指数 1288.64 +4.14 1288.36 1,287.61─1,2
90.30
グロース市場指数 842.86 +0.35 845.55 842.25─850.1
1
グロース250指数 653.92 +0.89 655.76 653.14─659.7
0
東証出来高(万株) 163530 東証売買代金(億円) 41303.46
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