- 2023/12/27 掲載
お年玉、「実入り」減るかも=渡す相手増え抑制傾向―民間調査
調査会社インテージ(東京)は27日、来年のお年玉に関するアンケート結果を発表した。お年玉の予算総額は平均で2万5099円と昨年の調査に比べ6%増加(1442円増)したが、1人に渡す額は減少。新型コロナウイルスの「5類」移行で、帰省時などにお年玉を渡す人数が増える一方、1人当たりの支出を抑えてやりくりする傾向も見て取れる。
調査は今年11月24~27日、15~79歳の男女5000人を対象にインターネットで実施した。それによると、お年玉を渡す「予定あり」と答えた人は46.8%で、昨年より1.4ポイント増加。「予定はない」は5ポイント減の41.8%だった。
ただ、1人に渡す金額は全年代で減少。小学生未満は「1000円以下」が44.9%と、昨年(23.8%)の約2倍に増加した。小学4~6年生は「3000円超~5000円」が減少し、「1000円超~3000円」が最多に。中学生はトップが「5000円超~1万円」から「3000円超~5000円」に入れ替わった。
インテージは、「実質賃金が回復せず、物価高も影響して財布のひもが緩まない現状がお年玉にも反映されたのではないか」とみている。
【時事通信社】 〔写真説明〕お年玉(イメージ)
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