- 2023/12/26 掲載
グロース維持基準引き上げへ=英文開示、25年3月から―東証
東証がベンチャーなど小規模企業向けの「グロース市場」を対象に、上場維持基準の引き上げを検討することが26日、分かった。現行は上場10年後に時価総額40億円以上となっているが、引き上げにより企業に成長を促す。グローバル企業向け「プライム市場」の上場企業には、2025年3月をめどに決算や適時開示情報を日本語と英語で同時に公表するよう要求する。
市場改革を議論する有識者会議に東証が方針を提示した。グロースの上場維持基準については、「引き上げを検討しなければいけない」との意見が大勢を占めた。基準引き上げにより、新株の発行や企業買収などを通じて企業価値の向上を目指すよう促す。有識者から具体的な水準として50億円、100億円などの声があったほか、段階的な引き上げを求める意見もあった。
【時事通信社】
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