- 2023/12/26 掲載
午前の日経平均は小反落、材料難で一進一退
日経平均は41円高で寄り付いた後、狭いレンジでのプラスとマイナスの往来を繰り返した。高値は58円高、安値は41円安と、値幅は約100円にとどまった。市場では「手掛かりに乏しく見送りムード。海外勢の参加者が少なく、動きが出にくい」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞かれた。
決算などを手掛かりにした個別物色がみられた一方、セクター別の値上がり率、値下がり率はいずれも1%に満たず「物色面から明確な方向感はみえにくい」(国内証券のストラテジスト)との見方があった。
TOPIXは0.06%安の2336.10ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆3304億2700万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業やパルプ・紙、倉庫・運輸関連など18業種で、値下がりはゴム製品や空運、陸運など15業種だった。
高島屋は軟調。前日の決算発表を経て、出尽くしが意識された。壱番屋もさえない。一方、株式分割を発表したしまむらは堅調。分割後も株主優待の対象や内容を維持し、実質的な拡充とすることが好感された。米ファンドによる株取得が材料視された日本光電工業は年初来高値を更新した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが932銘柄(56%)、値下がりは654銘柄(39%)、変わらずは72銘柄(4%)だった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR