• 2023/12/22 掲載

英第3四半期GDP確報値、0.1%減 景気後退入りの可能性

ロイター

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William Schomberg Sarah Young

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が22日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.1%減少で、横ばいから下方修正された。英経済が現在リセッション(景気後退)に陥っている可能性がある。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は横ばいだった。

第2・四半期のGDPも0.2%増から横ばいに下方修正された。

一方、11月の小売売上高は前月比1.3%増加し、予想を大きく上回った。

ONSは11月下旬の「ブラックフライデー」商戦期間中の大幅な値引きを反映したと分析した。ただ9─11月の売上高は減少し、新型コロナウイルス流行前の水準を回復していない。

指標の発表後、ポンドはドルとユーロに対して上昇した。

ハント財務相は「英経済の中期的な見通しは(GDPなどが示唆するよりも)はるかに楽観的だ」との声明を発表した。

また英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで「現在の軌道を保てばインフレを抑制できる可能性は十分にあり、イングランド銀行(英中央銀行)は利下げ開始を決定するかもしれない」と語った。

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