- 2023/12/19 掲載
和歌山での火力建設を中止=特損1230億円計上―関西電力
関西電力は19日、和歌山市で計画していた火力発電所の建設を中止すると発表した。脱炭素の実現に向けた取り組みが求められているほか、運転可能な原発がすべて再稼働したことなどから、大規模な火力発電所の新設は不要と判断した。
和歌山市の臨海部に、液化天然ガス(LNG)を燃料に使う出力計370万キロワットの火力発電所を建設する計画だった。1990年代から計画を進めたが、電力需要の低迷により2004年に建設工事を中断していた。
建設中止に伴い、関西電力は約1230億円を特別損失に計上する。24年3月期業績予想は連結純利益を2900億円(従来4050億円)に下方修正した。
【時事通信社】 〔写真説明〕関西電力本店=大阪市北区
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