- 2023/12/19 掲載
再送-IMF加盟国、50%増資承認 出資比率は維持
Andrea Shalal
[ワシントン 18日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は18日、加盟国が現在の出資比率を変えずに出資割当額(クオータ)を50%引き上げることを承認したと発表した。クオータは総額で9600億ドルとなる。
賛成が議決権ベースで93%近くに上り、必要な85%を上回った。同案は先月、IMF理事会が提言していた。
増資は立法措置など加盟国で必要な国内手続きを経て来年11月15日までに発効する。
今回の決定は中国、インド、ブラジルなど新興国の出資比率を直ちに引き上げることなく、増資を行うという米国が支持する計画にほぼ沿った内容。
ただ、加盟国はIMFに理事会の提言に従い、2025年6月までに新たなクオータ算出方法に向けた可能なアプローチについて策定するよう要請した。
ゲオルギエワ専務理事は「世界的な金融安定性を確保し、不確実で衝撃を受けやすい世界における加盟国の潜在的なニーズに応える」IMFの能力を強化する決定だと述べた。
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