- 2023/12/19 掲載
世界のノンバンクセクター資産が大幅減 金利上昇で=FSB報告
金利上昇が資産評価に打撃を与え、09年の世界金融危機以来の大幅な縮小となった。
ただ、NBFIは依然として世界の金融資産総額461兆2000億ドルの47.2%を占めている。
FSBはNBFIに関する年次報告で「銀行は引き続きNBFIセクターの資金の純受入機関だが、13年以降減少している。一方、一部のNBFI事業体による銀行からの資金調達は増えている」と記した。
投資ファンドや保険会社などのノンバンクは世界金融危機後、規制がより厳しい金融機関から資金がシフトして急成長したため、規制当局による監視が厳しくなっている。これにより、マネーマーケットファンドなどの隠れたレバレッジや「流動性のミスマッチ」に関連する懸念が生じ、銀行とノンバンクの相互関係を通じて危機時に金融安定に打撃を与える可能性がある。
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