- 2023/12/19 掲載
米12月住宅建設業者指数37に上昇、金利低下が追い風=NAHB
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が18日発表した12月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は37と、2022年12月以来の低水準だった前月の34から上昇した。住宅ローン金利の低下が追い風になっているとみられ、予想の36も上回った。
NAHBのアリシア・ヒューイ会長は「住宅ローン金利がここ1カ月で約0.50%ポイント低下したことで、これまで手が出ないと感じていた一部の住宅購入希望者が再度検討するようになった」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルは終了したとの見方を背景に住宅ローン金利が低下しており、米抵当銀行協会(MBA)によると先週時点の30年固定金利型の住宅ローン金利は7.07%。10月は7.9%と、約20年ぶりの高水準を付けていた。
12月は潜在的な住宅購入者に関する指数が24に上昇。前月は21と、22年12月以来の低水準を付けていた。
価格を引き下げた建設業者の割合は36%と、22年11月以来の高水準だった前月から横ばい。中西部と南部を拠点とする業者の引き下げが目立った。
一戸建て住宅の現在の販売状況を示す指数は40と、前月から横ばい。向こう6カ月間の販売予測を示す指数は45と、前月の39から上昇した。
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