- 2023/12/18 掲載
賃金・物価の好循環点検=緩和「出口」時期見極めへ―日銀会合
日銀の金融政策決定会合が18日から2日間の日程で始まった。賃金と物価がともに上昇する好循環実現への道筋を点検する。市場でマイナス金利政策の早期解除観測が広がる中、日銀は2%の物価上昇が持続するかどうかを議論。大規模金融緩和の「出口」時期を慎重に見極める構えだ。
13日発表の12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業収益の好調さが裏付けられ、来年の春闘での賃上げを期待させる内容となった。
植田和男日銀総裁は7日、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言。市場では、今回はマイナス金利解除は見送られるとの声が多いが、「年明けに政策修正に踏み切る」との見方が強まっている。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(AFP時事)
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