Josh Ye

[香港 １８日 ロイター] - 中国の騰訊控股（テンセント・ホールディングス）は、１５日にリリースしたモバイル・パーティーゲーム「ドリームスター」を宣伝するため、かつての宿敵だった字節跳動（バイトダンス）の広告プラットフォームを利用している。

今年大ヒットした網易（ネットイース）のパーティーゲーム「エギーパーティー」に対抗する。

エギーパーティーは月間アクティブユーザーが１億人に到達。バイトダンスのプラットフォームに広告を流したことなどが勝因となった。アナリストによると、今年の売り上げは８０億元となる見通し。

アナリストは、ドリームスターの初年度の売り上げが最大６０億元（８億４２００万ドル）になると予想している。

テンセントとバイトダンスはかつて互いを自社のプラットフォームから排除するほど敵対していたが、調査会社データアイによると、テンセントは過去３０日間でドリームスターの広告の約３８％をバイトダンスのオンライン広告サービス「パンゴリン」に掲載した。ドリームスターの広告先としては最大という。

中国のビデオゲーム市場は今年に入ってプラス成長に回復し、国内売上高は１３％増の３０３０億元に達した。