- 2023/12/18 掲載
インディアマート、肥満薬「ウゴービ」の違法販売防止に協力=関係筋
[ハイデラバード(インド) 18日 ロイター] - 企業間の電子商取引(EC)サイトを運営するインドのインディアマートは、10月初旬にデンマーク製薬大手ノボノルディスクと協議を行った後、同社の肥満症治療薬「ウゴービ」の無認可出品を削除している。事情に詳しい関係者がロイターに明らかにした。
ノボノルディスクはウゴービと同社糖尿病治療薬「オゼンピック」の有効成分であるセマグルチドの唯一の特許権者で、いずれもインドでの販売は未承認。
同社のインドの法務チームはインディアマートの最高幹部らと、違法販売を抑制するために、偽造品の出品についてインディアマートが定期的に警告を受ける枠組みの構築について話し合ったという。
関係者によると、インディアマートはノボノルディスクから出品者はウゴービの商標保有者ではないとの連絡を受け、こうした不正出品数十件を削除している。
ノボノルディスクの減量薬の非常に大きな需要が世界中でこれらの偽造品の急増に拍車をかけている。
ロイターの調査では、9月から11月にかけてバングラデシュ本拠の企業がウゴービ、オゼンピック、セマグルチドのコピーとうたった商品数十件をインディアマートに出品していた。その後、その多くが削除されたが、一部はサイトになお残っている。
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