大企業の４割強が２０２４年春闘で賃上げが「加速する」と予想していることが、野村証券の調査で８日までに分かった。政府がデフレ脱却に向け賃上げの加速を求め、連合も２３年実績を大きく上回る「５％以上」の要求水準を掲げる中、企業側も対応が必要になると受け止めているようだ。

調査は同社の投資家向けイベントに参加した大企業約２７０社を対象に、１１月下旬から実施。６６社から回答を得た。賃上げ情勢に関する回答では、２３年より「加速」が４４％、「同程度」が４７％。「減速」は８％にとどまった。

【時事通信社】