- 2023/12/07 掲載
東芝とローム、パワー半導体で協業=生産分担、国が1200億円補助
東芝とロームが、電気自動車(EV)などに使われるパワー半導体の共同生産を計画していることが7日、分かった。両社の工場で生産を分担する方針だ。両社が投じる総事業費は約3800億円で、経済産業省は国内での半導体の安定供給を推進するため、約1200億円を補助する。
パワー半導体はEVや産業機器、家電などさまざまな電子機器の電力制御に使われる部品で、消費電力の削減に役立つことから世界的に需要が拡大している。
東芝は現在、石川県能美市の工場にパワー半導体を生産する新棟を建設している。ロームも宮崎県国富町に炭化ケイ素(SiC)を使った次世代パワー半導体の工場を新設する計画。両社は国の支援を得た上で、生産分担により供給量の拡大や効率化を進めたい考えだ。
【時事通信社】
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