- 2023/12/05 掲載
有力ファンド、金融とヘルスケアを有望視=ゴールドマン
[ロンドン 4日 ロイター] - 有力ヘッジファンドとミューチュアルファンドは向こう数カ月にわたり大型ハイテク株よりも金融株とヘルスケア関連株を有望とみていることが、ゴールドマン・サックスの調査で明らかになった。
ゴールドマンは運用資産規模が5兆ドルを超えるヘッジファンドとミューチュアルファンドの保有銘柄を分析。現時点で最も有望視されている10銘柄には、米株式市場で圧倒的な影響力を持つマイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなど超大型7銘柄の「マグニフィセント・セブン」は含まれていなかった。
最も有望視されている10銘柄は、クレジットカード大手のマスターカードとビザ、医療保険大手のユナイテッド・ヘルスとヒューマナ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)からスピンオフ(分離・独立)したコンシューマーヘルス会社のケンビューなど金融株とヘルスケア関連株が大半を占めた。
ゴールドマンによると、ヘッジファンドの買い持ち高に占めるマグニフィセント・セブンの比率は11月に13%となり、今年初頭時点の2倍に上がった。
だがヘッジファンドはここ数週間、少数の値がさ株から成るマグニフィセント・セブンの動向に左右される脆弱性を巡る懸念を強めており、「ハイテク株疲れ」の兆候が見受けられる。
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