- 2023/12/05 掲載
米製造業新規受注、10月は3.6%減 3年半ぶり大幅な減少率
[4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した10月の製造業新規受注は前月比3.6%減少し、2020年4月以来の大幅な減少率となった。耐久財や輸送機器の需要が減退した。高金利が支出に影響し始めているとの見方を裏付けている。
ロイターがまとめた市場予想は2.8%減。10月の前年同月比は0.5%増だった。
9月は2.3%減に下方修正された。
製造業部門には金利上昇の影響が及んできており、第4・四半期の経済減速がより顕著になる兆しを見せている。同部門は経済の11.1%を占める。
耐久財の受注が5.4%減少。輸送機器は14.7%減少した。機械は0.3%減。電気機器・家電・部品は1.1%減少した。非耐久財は1.9%減少した。
製造業出荷は1.4%減少。在庫は0.1%増、受注残は0.3%増だった
企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は0.3%減。国内総生産(GDP)の企業設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷は横ばいだった。
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