- 2023/12/04 掲載
イタリア格付け「BBBプラス」維持、見通し安定的=スコープ
一方で「減少しているが、なお高水準な財政赤字」に起因する課題を強調した。
欧州中央銀行(ECB)が昨年導入した、債務残高の多い国を支援し、「分断」を防ぐための新たな債券買い入れスキーム「トランスミッション・プロテクション・インスツルメント(TPI)」に関し、イタリアが向こう数年で欧州連合(EU)の歳出に関する勧告に従っていないと見なされた場合、同国の債券が対象から外れる可能性があると指摘した。
スコープは先月、ECBが金融政策を実施する際に利用する格付け会社として新たに承認された。ただ、採用開始の時期は明らかになっていない。
スコープは、イタリアのメローニ政権が首相を直接選挙で選ぶ案を支持したことは、最近の政治的安定を脅かし、連立政権内の緊張を高める可能性があるとの見解も示した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR