- 2023/12/04 掲載
中国恒大、清算審理が1月末に延期 香港高裁「当局と協議を」
Clare Jim Xie Yu
[香港 4日 ロイター] - 香港高等法院(高裁)は4日、中国不動産大手の中国恒大集団の清算申し立てに関する審理を来年1月29日に延期した。裁判所は同社に債務再編の条件について関係当局と協議するよう命じた。
恒大側の弁護団は、同社の清算を積極的に求めている債権者はいないと主張し、審理延期を要請。裁判所がこれを受け入れた。
裁判所は10月、具体的な債務再編案を提示するよう同社に命じ、12月4日に審理を延期した。その際、次回が清算命令を決定する前の最後の審理になるとしていた。
来年1月への再延期を受け、恒大の株価は序盤の安値から切り返し、13%超上昇した。
この日の審理で同社の弁護士は、延期が認められれば、再編案を今後5週間で練り直すことができると主張。裁判所は「関係当局」と修正後の再編条件について直接協議するよう命じた。
ロイターは先週、恒大が債務再編の新たな提案を策定し、清算の回避を目指していると報じていた。
恒大の海外債権者グループのアドバイザーを務める投資銀行モーリスの担当者は、審理延期に驚いたと述べた。その上で、海外債権者らが最新の再編案に反対しているとし、条件が修正されなければ清算を求めると述べた。
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