明治安田生命保険が４日公表した２０２３年生まれの赤ちゃんの名前調査によると、男の子は「碧（あお、あおい）」が初めて最多となった。女の子は「陽葵（ひまり、ひなた）」で、２年連続３回目の首位。いずれも新型コロナの行動制限撤廃などで「社会が明るい方向に進んだ」世相を反映したと分析している。

同社の保険契約者の子や孫のうち、今年１～９月に生まれた男の子６９５７人、女の子６９５１人の名前を集計した。

「碧」は３６人で、前年４位から順位を上げた。サッカー日本代表の田中碧選手の人気も影響したとみられる。「陽葵」は４１人。同社は「将来不安がある中でも明るく前に進んでほしい」との願いが込められていると指摘した。

読み方のトップは、男の子が１５年連続で「はると」、女の子が２年連続で「えま」。男の子は「みなと」「ゆいと」など４位までが「と」で終わる名前だった。「えま」は海外でもなじみやすい「グローバルネーム」で人気が高まっているという。

【時事通信社】