• 2023/12/01 掲載

OPECプラス、ナイジェリアとアンゴラの産油量目標を引き下げ

ロイター

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Natalie Grover

[30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国による「OPECプラス」は11月30日の閣僚級会合後に発表した声明で、2024年の石油生産目標に関し、アフリカ最大の産油国ナイジェリアに要望を下回る日量150万バレル、アンゴラには最大生産能力とされる水準よりも少ない111万バレルを提示した。

今回の会合は当初26日の予定だった。30日に延期した理由について複数の関係筋がアフリカからの参加国による24年生産目標への不満を挙げた。ブルームバーグによると、アンゴラは今回の声明に不満で、提示された生産目標に縛られない構えという。

生産目標の提示は、IHSやライスタッドエナジー、ウッド・マッケンジー3社の調査結果に基づく。3社はOPECの依頼を受けて生産能力を検証していた。

OPECプラスが6月に開いた前回の閣僚級会合では、調査結果が出ていなかったものの、生産能力の可能性としてアンゴラは128万バレル、ナイジェリアが最大に見積もっても158万バレルという判断で合意していた。

しかし、今回の会合で両国とも、石油生産関連の設備投資不足や治安上の問題から、24年の生産目標を6月会合で合意した水準で確保できなかった。

コンゴ共和国もIHSなどの調査を受けていた。今回の声明は同国についても盛り込み、24年の生産目標を6月会合での合意内容とほぼ同じ27万7000バレルとした。

ナイジェリアの生産量に関しアナリスト2人がロイターに明らかにしたところでは、過去数年間は減少しているが、最近数カ月は治安問題の影響を比較的受けにくい海底油田での生産に支えられて上向いている。もっとも、来年の生産量が原油とコンデンセートを合わせて200万バレルに達するという同国自らの目標は、現実的ではないという。

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