• 2023/12/01 掲載

FRBの政策金利、ピークかそれに近い水準=NY連銀総裁

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Michael S. Derby

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は30日、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを終了した可能性が高いとしながらも、インフレ圧力が緩和し続けなければ再び利上げに踏み切る可能性もあると述べた。

ニューヨーク連銀でのカンファレンス向けの講演原稿で「先行きは依然として極めて不透明であり、われわれの決定は引き続きデータに依存する」と指摘。経済のリスクは現在、高すぎるインフレと景気低迷の両面があり、「これらのリスクのバランスを考慮し、現在私が知っていることに基づくと、フェデラル・ファンド(FF)金利の目標レンジのピークか、それに近い水準にあるというのが私の評価だ」とした。

また、今後発表されるデータを引き続き注視するとしながらも、「物価上昇圧力や不均衡が私の予想以上に続くようであれば、追加的な政策引き締めが必要になるかもしれない」とした。

インフレ率については今年3%、来年2.25%に鈍化すると予想。2025年には2%に近づくとした。

成長率は来年1.25%に鈍化し、失業率は4.25%に上昇すると見込んだ。

金融政策に関しては四半世紀で最も制約的なスタンスにあるとし、金融政策の引き締めが金融情勢を一段と制約的なものにしていると述べた。

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