- 2023/11/30 掲載
26年までに2000万口座=強固な顧客基盤確立―SBI証社長
インターネット証券最大手SBI証券の高村正人社長は30日までにインタビューに応じ、口座数が2026年までに8割増となる2000万口座に達するとの見通しを示した。同社の口座数は既に国内証券で最大。さらなる上積みで強固な顧客基盤の確立を目指す。
グループ全体の証券口座数は9月末時点で1106万口座。同月末から実施した国内株式の売買手数料無料化に加え、来年1月に始まる新たな少額投資非課税制度(NISA)を追い風に口座開設が加速。NISA口座を他社からSBI証に移す個人投資家も増えているといい、高村氏は「総合口座の積み上がりは月20万超だ」と述べた。
収入面では、手数料無料化で当面年180億~200億円減少する。外国為替証拠金取引や信用取引など通常の株式以外の収益で補い、10月の連結営業収益(売上高に相当)は前年同月比17%増を確保。11月も増収を維持できるという。
競合の楽天証券が無料化で追随したことについては「歓迎だ。切磋琢磨(せっさたくま)し、顧客にとって最良のサービスを追求する」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるSBI証券の高村正人社長=29日、東京都港区
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