- 2023/11/30 掲載
マスク氏、反ユダヤ投稿に反省の弁 Xから撤退の広告主は罵倒
[29日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は29日、反ユダヤ主義的な投稿に賛同したことについて繰り返し陳謝したが、この問題で自身が所有する交流サイトX(旧ツイッター)への広告掲載を停止した企業には罵詈(ばり)雑言を浴びせ、強気の態度を示した。
マスク氏は今月15日、ユダヤ人が白人への憎悪をかき立てているとする内容の投稿に「真実を語っている」と返信し、ホワイトハウスなどから強い反発を招いた。
マスク氏は米紙ニューヨーク・タイムズのイベントで、この投稿は自身がこれまで発したメッセージの中で最悪だったかもしれないと反省の弁を述べた。
ただ、自身を反ユダヤ主義的とする意見には怒りをあらわにし、Xから撤退した広告主は自分を脅せると考えるべきではないと強調して、広告再開も求めない姿勢を示した。広告掲載を取りやめたウォルト・ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)のファーストネームも呼んで、自分の発言は明確かと問いかけた。
広告掲載を停止した企業にはワーナー・ブラザース・ディスカバリーやコムキャストなども含まれる。大手ブランドの広告がヒトラーやナチスを賛美する投稿と並んで表示されているとメディア監視団体が指摘したことも背景にある。
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