- 2023/11/30 掲載
森日鉄副社長:原料事業強化、今後も検討=カナダ資源会社出資で収益源に
日本製鉄の森高弘副社長は時事通信のインタビューに応じ、カナダの資源大手テックリソーシズが新設する製鉄用原料炭会社エルクバレーリソーシズに20%出資することについて、「品質が非常に優れている炭鉱。(連結子会社化により)相当な収益源になる」と語った。同社が2月に出資を公表した後、スイス資源商社グレンコアが買収・統合を提案したため、交渉が長引いていた。結果については「いい着地ができた」と評価した。
脱炭素化に向けた動きが加速する中、石炭の供給は減り需要は増える傾向にある。森氏は「原料炭は水素還元に移行するまでの過程では必要だ」として、原料事業の強化を今後も検討していく考えを示した。
PR
PR
PR