[２９日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は２９日、インフレ率が２％に向けて順調に低下しているとの見方に疑念を持っているとし、物価上昇が再燃した場合に備え再利上げの選択肢を残しておく必要があるとの考えを示した。

バーキン総裁はＣＮＢＣのインタビューで「インフレが低下しているのであれば、金利に関して特に何かをする必要はないが、インフレが再び加速するのであれば、金利をさらに引き上げるという選択肢が必要だ」と述べた。

また、想定よりも頑固なインフレになるとの見方に基づけば、来年の利下げについて語ることも「時期尚早」だと述べた。