- 2023/11/29 掲載
NZ中銀総裁、マオリ語使用続けると表明 保守政権と距離
[ウェリントン 29日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のオア総裁は29日、公式文書に先住民であるマオリの言葉を使い続ける考えを示し、使用縮小を図る新政権と距離を置いた。
中道右派の国民党を中心とする保守連立政権は先週、公的部門におけるマオリ語の使用を縮小し、全ての政府機関に対し部署名や文書などに主に英語を使用することを義務付ける政策協定に署名した。
オア氏は金融政策決定会合後の記者会見で、マオリ語である「テ・プテア・マトゥア(Te Putea Matua)」という名称に中銀は誇りを持っており、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)に加えてこの名称を今後も使用し続けると述べた。
新政権は中道左派の労働党前政権が導入した改革の撤回を試みており、ラクソン首相は29日、政権発足から100日以内に中銀の権限改革や、将来世代へのたばこ販売禁止撤廃に向けた法案を提出すると表明した。
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