- 2023/11/29 掲載
中国アリペイ、印ゾマトの全保有株売却へ 約4億ドルで
[ムンバイ 28日 ロイター] - 中国のスマートフォン決済サービス会社「アリペイ(支付宝)」は、インドの料理宅配大手ゾマトの保有株(3.4%相当)を約4億ドルで売却する計画だ。消息筋3人への取材と、ロイターが入手した株式売却のタームシートから明らかになった。
同一銘柄を大量に相対で売買するブロック取引をインド国内の複数の証券取引所で実施する。タームシートによると、保有する3.44%株式を全て手放す。1株当たりの価格は111.28ルピーで、28日終値を2.2%下回る。
アリペイはアリババ集団傘下の金融会社アント・グループの子会社。
3人の消息筋によると、アドバイザーはバンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレーで、売却は今週終盤に実施される公算が大きい。
ゾマト、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーはコメント要請に応じなかった。アリペイも営業時間外で返答がなかった。
ゾマトの株式は昨年半値以下に下げたが、今年に入って90%余り上昇している。消息筋の1人は市場のタイミングが良いことからアリペイがゾマト株の現金化を望んだとの見方を示した。
ソフトバンクグループは10月にゾマトの株式1.1%を売却している。
関連コンテンツ
PR
PR
PR