- 2023/11/29 掲載
FRBの追加利上げなお必要、インフレ鈍化に向け=ボウマン理事
ユタ州ソルトレークシティーで開催された銀行協会向けの講演で「私の基本的な経済見通しでは、インフレ率を2%目標まで適時に低下させるために、十分に制約的な政策を維持するようフェデラル・ファンド(FF)金利をさらに引き上げる必要があると引き続き予想している」と指摘。インフレ率は依然として高く、その進展は「不均一」であり、経済見通しについて「異例なほど高いレベルの不確実性」があるとした。
ボウマン理事は消費者の支出増、エネルギー価格の上昇、海外からの製造業回帰の流れに伴う今後数年間の新たな労働力不足の可能性などを考慮すると、財および労働の供給におけるさらなる緩和がインフレ率を低下させ続けるかどうかは依然として不透明」と言及。
さらに、金利に対する企業の反応が鈍化している兆候があり、これが金融引き締めや金融環境が経済活動やインフレに及ぼす影響を鈍らせる可能性があるため、全体かつ長期的な経済状況はFRBの政策金利をパンデミック(世界的大流行)以前の水準よりも高くする必要があることを意味するかもしれないとした。
関連コンテンツ
PR
PR
PR