- 2023/11/29 掲載
サイバーウイーク売上高が380億ドルと過去最高、大幅値引き寄与
[28日 ロイター] - 分析ツールのアドビ・アナリティクスによると、今年の「サイバーウイーク」(感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間)のオンライン消費支出は7.8%増の約380億ドルと、予想の5.4%増を上回り、過去最高を記録した。経済不安が渦巻く中でも年末商戦は好調が見込まれることを示唆した。
また、全米小売業協会(NRF)の28日の発表によると、感謝祭の週末には2億人以上の買い物客が店舗とオンラインの双方でキャンペーンを利用。昨年の1億9600万人から急増し、予想の1億8200万人を上回った。
NRFのマシュー・シェイ社長兼最高経営責任者(CEO)は「予想を上回る好調な出足となった。大小の小売業者は消費者が必要とする商品やサービスを、安全で便利、かつ手頃な価格で提供する準備を整えた」と述べた。
オンラインの利用客は3.1%増の1億3420万人。一方、この週末に店頭に出向いた客数は約1億2140万人で昨年の1億2270万人から減少した。
アドビ・デジタル・インサイツのリードアナリスト、ヴィヴェック・パンディヤ氏は「サイバーウィーク期間中のオンライン消費は過去最高で、割引が消費者の需要に与える影響を示している。特に多くの衝動買いを引き起こしたのは高品質の商品だった」と述べた。
NRFのデータによると、おもちゃ、電化製品、ギフトカードなどホリデー関連の平均消費額は321.41ドル。昨年は325.44ドルだった。
アドビによると、サイバーマンデーの割引率は電化製品で31%、おもちゃで27%だった。
また、サイバーマンデーの後払い決済サービス(BNPL)を通じた消費額は前年比42.5%急増の9億4000万ドルと過去最高を記録。アドビの予想18.8%増を上回った。
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