- 2023/11/28 掲載
午後3時のドルは一時147円台へ下落、1週間ぶり安値
[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の148円前半で取引されている。米10年債利回りが2カ月ぶり低水準に迫る中、上値の重い展開が続いた。12月はドルが下落しやすいとの季節要因を意識する声も聞かれた。
ドルは朝方の148円半ばからじり安で、正午前に一時147円後半と1週間ぶりに148円を割り込んだ。市場では、仲値前後で実需と見られる向きの売りが目立ったとの声が聞かれた。
米10年債利回りが4.38%付近と、前週に付けた2カ月ぶり低水準へ再び接近したことも、短期筋を中心に売り圧力を強める一因になったという。
「テクニカル面に着目した売りが出た」(外銀アナリスト)との声もあった。主要通貨に対するドルの動きを示すドル指数は、きょうも続落して3カ月ぶり安値を更新するとともに、当面の下値めどとされていた200日移動平均線を割り込んだ。
12月はドル安が進みやすいとの季節要因も市場で話題になっている。主要通貨に対するドルの動きを示すドル指数はこの10年間、12月月間で7回下落した。年末の手じまいなど持ち高調整が背景とされ、「この季節要因がドル安圧力をさらに強めるかもしれない」(ソシエテ・ジェネラル)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.28/148.29 1.0949/1.0953 162.38/162.39
午前9時現在 148.41/148.42 1.0957/1.0961 162.65/162.66
NY午後5時 148.67/148.70 1.0952/1.0956 162.86/162.90
関連コンテンツ
PR
PR
PR