- 2023/11/28 掲載
サイバーマンデー売上高、過去最高の120億ドル超に 後払いも急増
[ニューヨーク 27日 ロイター] - デジタルデータ追跡のアドビ・デジタル・インサイツによると、サイバーマンデーのオンライン売上高は前年比5.4%増の124億ドルに達し、過去最高となる見通し。
日中時点では、投資家はネット通販大手アマゾン・ドット・コムや小売大手ウォルマート、アップルが勝ち組になるとみて、株価は上昇している。
ただ、小売コンサルタントのキャロル・スピークカーマン氏は27日、「最大の値引きはまだ先であり、消費者はそれを意識している」と述べた。感謝祭の翌日であるブラック・フライデーの店頭の賑わいのなさを、消費者が非常に選別的であることの表れだと指摘した。
マスターカード・スペンディングパルスによると、ブラックフライデーの店舗およびオンライン売上は前年比2.5%増。米国のオンライン売り上げは8.5%増加したが、実店舗の売り上げは1.1%増加にとどまったという。
サイズモア・キャピタル・マネジメントのチャールズ・サイズモア最高投資責任者(CIO)は、小売業者は今後数週間、さらに値引きを余儀なくされるだろうと述べた。
またアドビ・アナリティクスによると、サイバーマンデーでは後払いサービスを利用する消費者が過去最高になると予想されている。
サイバーマンデーの売上高予想は120億─124億ドル。そのうち後払いサービス利用の購入額は7億8200万ドルと、前年比約19%急増する見込み。
これを受け、後払い決済サービス(BNPL)大手の米アファーム・ホールディングスの株価は一時11%急騰した。
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