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  • 2021/10/11 掲載
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金融分野を中心に活用が進むブロックチェーン技術は、あらゆる分野への活用が期待されており、金融やモノの価値、ビジネスモデルのあり方が変わろうとしている。日本ブロックチェーン協会の代表理事であり、暗号資産交換会社のbitFlyer共同創業者の加納 裕三氏に、ブロックチェーン技術の未来と国家戦略について語ってもらった。

そもそもブロックチェーンとは?「ネットを根底から変える技術」の特徴

 「ブロックチェーン」と聞いて、真っ先に頭に思い浮かぶのは暗号資産(暗号通貨)だろう。代表的な通貨であるビットコインは、2008年にサトシ・ナカモト氏によって論文が公開された。それからわずか12年の間に次々と新しい暗号通貨が生み出され、通貨数は1万2200種類(2021年10月1日現在)を超え、暗号資産全体の時価総額は210兆円を超えた。

 こうした暗号資産の目覚ましい発展から、しばしば暗号資産とブロックチェーンが同義語のように語られることがあるが、ブロックチェーンはビットコインをはじめとした暗号資産の基盤となる技術であり、暗号資産はそのブロックチェーン上で動くアプリケーション的存在だ。

 加納氏は、ブロックチェーンとは「改ざんが不可能な、止まらないデータベースである」と表現する。ブロックチェーンは多数の参加者に同じデータを分散して保持させる仕組みであり、「ノード」(ブロックチェーンに参加しているコンピュータ)が互いを監視し合うことで不正なデータ改ざんを困難にする特徴を持つ。

 たとえ1つのノードがハッキングを受けたとしても、ほかのノードがそれを監視することで不正を確実に検出し、さらに残ったノード同士で意思決定が行えるため、ブロックチェーン上にあるデータは確実に守られる。ゆえにデジタルデータに元本性を持たせることができ、信頼性が生まれる。

「ブロックチェーンは行政サービスやeコマースをはじめ、金融以外にもさまざまな用途に活用できる可能性を持つ、インターネットを根底から変える技術です」(加納氏)

 ブロックチェーン技術が持つ無限の可能性に早くから着眼し、日本ブロックチェーン協会の代表理事としてその普及に心血を注いできた加納氏に、ブロックチェーン技術の進化を3つの世代に分け、またそれぞれの特徴を踏まえ、世の中をどのように変えていくのかを語ってもらった。

この記事の続き >>
・第1世代「既存の金融と仮想通貨の融合」(2008~2020年)
・第2世代「NFTの急激な盛り上がり、モノの価値が変わる」(2021~2030年)
・第3世代「DAO時代突入、人がいない会社へ」(2030年~)
・日本国内と各国のブロックチェーン技術の動向

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