5社の事例から学ぶデータ共有のポイント 「クラウドに上げれば良い」ではダメな理由
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複数拠点間のファイル共有に立ちはだかる深刻な課題とは
ビジネスのデジタル化が叫ばれる中で、その根幹となるデータの価値は高まる一方にある。いかにスピーディかつ柔軟なデータ活用・データ連携を実現できるかは、企業の競争力そのものを左右するといっても過言ではない。しかしながら現実を見ると、データ活用・データ連携が思うように進んでいない企業も多い。その原因の最たるものが、複数拠点へのデータの分散である。特に複数の地域もしくは国に拠点を抱える中堅・大規模の企業の場合、一般的にデータ共有の基盤としてNASストレージなどで構成されたファイルサーバを設け、しかもそれが拠点ごとに分散しているケースが多い。
複数拠点でのデータの分散は具体的にどのような不都合が生じるのか。まずそれぞれの拠点ごとにデータを管理しなければならないため、管理にかかる作業量が増大してしまう。とりわけ複数拠点で同じデータを使って作業するとなると、作業の重複はもちろんのこと、拠点ごとに複数のファイルができてしまいバージョン管理が非常に煩雑になる。
さらに、拠点間でデータの重複が発生することは無駄なストレージ領域が使われることも意味する。新たなストレージの選定・導入も拠点ごとに行わなければならず、多大な無駄が生じてしまうのである。データ保護の側面でも、拠点ごとにバックアップやディザスタリカバリ(DR)の対策を講じなければならないだろう。
こうした課題を踏まえると、理想的なのは企業がデータを一元的に管理しつつ、すべての拠点がそのデータをこれまでと同じ利便性でアクセスできる環境を構築することである。そこでここからは、5つの企業が、具体的にどのようにして快適なデータ活用環境を整えたのかを解説する。
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