なぜ我々は「現場で使えない」クラウドストレージを選んでしまうのか
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安ければいいのか、高セキュリティならばいいのか
今、多くの企業が、自社システムのクラウド化を進めている。中でもファイルサーバのクラウド化、つまりクラウドストレージの導入は、業界・業種を問わず効果が大きい。システムがシンプルで移行が容易、かつ利用者が多くクラウドの成果を実感しやすいのがその理由だろう。だがそのクラウド化、情シスだけの観点で進めてはいないだろうか?
法人向けクラウドストレージにまず求められる要件といえば、高いセキュリティ・管理機能である。個人向けとは違い、見積書や請求書、個人情報等の機密情報の含まれたファイルを保存・共有する以上、その点をないがしろにすることはできない。暗号化やログ機能、ユーザーごとの共有設定などが必要となる。
また、料金も検討項目に含まれるだろう。ストレージの総容量と月額の料金を照らし合わせて、もしかすると無料のクラウドストレージを選ぶケースもあるかもしれない。
しかしこのように比較して選定する際、従業員にとっての使いやすさにどれくらい比重が置かれているだろうか?
たとえば無料のクラウドストレージの中には、OSによって動作にムラがあるものもあり、マルチデバイスではストレスとなるものもある。また、たとえば建設業などLAN環境が脆弱な場所での活動が考えられる業種の場合は、その点も忘れてはならない。オフィスでは使えても、「作業現場では使えない」という事態になりかねない。
さらに、快適なUI(ユーザーインターフェース)も忘れてはならない。情シスだけでなく、ITリテラシーがあまり高くない従業員でも自在に使えるようでなければ、利用率は上がらず、真に現場の課題は解決できないだろう。もちろん、コンシューマー向けのストレージは比較的UIが優れているが、一方でセキュリティの不安が拭えない。
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