記事 法規制・レギュレーション 相次ぐ中小企業M&Aのトラブル…悪質な業者と買い手の存在、政府が対応焦るワケ 相次ぐ中小企業M&Aのトラブル…悪質な業者と買い手の存在、政府が対応焦るワケ 2024/11/20 12 「早くリタイアしたいのに、後継者が見つからない」──全国で300万社を超える中小企業。その多くが、経営者の高齢化と後継者不足に直面しています。政府が打開策として推しているのが、ほかの企業に買収してもらい、従業員の雇用を含めて事業を受け継いでもらうM&Aです。しかし、実態としてはトラブルが絶えないようです。ここでは中小企業のM&Aの現状と課題、さらには悪質業者の存在について解説します。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 3年ぶり改定「顧客本位の業務運営に関する原則」、見逃し厳禁“3つの注意点”とは? 3年ぶり改定「顧客本位の業務運営に関する原則」、見逃し厳禁“3つの注意点”とは? 2024/10/29 25 政府はこの9月、金融機関の行動規範である「顧客本位の業務運営に関する原則」(通称「FD原則」)を3年ぶりに改定しました。以前は仕組債の悪質な販売慣行の問題が注目を浴びましたが、FD原則改定は金融業界の信頼改善につながるのでしょうか? FD原則改定の背景とその中身を、金融事業者側が注意しておきたい3つの注意点とともに解説します。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 IHI・日立造船・川崎重工業「改ざんだらけ」、エンジンの検査不正はなぜ起きるのか IHI・日立造船・川崎重工業「改ざんだらけ」、エンジンの検査不正はなぜ起きるのか 2024/10/25 26 国土交通省は、2024年9月30日に舶用エンジンのNOx放出量確認試験でなされた不正行為に関する報道発表をしました。IHI子会社(IHI原動機)が4月に、日立造船子会社(日立造船マリンエンジンおよびアイメックス)が7月にデータ改ざん事案を報告したのに続き、川崎重工業からも8月に燃料消費率等に関するデータ改ざんが行われていた旨の報告があったとしています。矢継ぎ早に起きた、この3社の不正行為について、9月までに開示された各社の調査報告書を分析し、学ぶべきリスク対応策を考えます。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 元兵庫県知事のパワハラで大注目、「公益通報制度」の重大な欠陥 元兵庫県知事のパワハラで大注目、「公益通報制度」の重大な欠陥 2024/10/16 63 もし、あなたが勤め先の役所や企業での悪事を目撃したら、思い切って告発に踏み切ることができるでしょうか。元兵庫県知事のパワハラ疑惑をきっかけに注目を集めている、通報者を守るためのルール「公益通報者保護制度」は、いざというときに本当に告発者を守り抜いてくれるものなのでしょうか。国の有識者会議が取りまとめた報告書を読み解くと案制度の「重大な欠陥」が見えてきました。
記事 コンプライアンス総論 総務省が「ガチギレ」のLINEヤフー、ネイバーとの決別が“いばらの道すぎる”ワケ 総務省が「ガチギレ」のLINEヤフー、ネイバーとの決別が“いばらの道すぎる”ワケ 2024/07/23 2023年11月に発覚したLINEヤフーの個人情報漏えい問題。総務省が今年3月と4月の2回にわたって行政指導を行う異例の対応を行い、親会社のネイバーとのシステム分離や資本関係の見直しなどを求めました。LINEヤフーは、先月開いた第4四半期の決算会見で、ネイバーへの業務委託の撤廃を公表したものの、資本関係の見直しについてはまだ具体的な目途は立っていません。ネイバーとの「決別」は果たして成功するのか。企業アナリストの大関暁夫氏が解説します。
記事 個人情報保護・マイナンバー 政府が個人情報「同意なし」で利用範囲拡大か、利便性と規制はどう両立すべき? 政府が個人情報「同意なし」で利用範囲拡大か、利便性と規制はどう両立すべき? 2024/06/25 個人の消費行動や嗜好(しこう)に関するデータの利活用が広がる中、個人情報を守る国のルールが大きく変わる可能性が浮上している。デジタル庁が主催する検討会で、本人の「同意なし」でデータを利用できる範囲を拡大する案が取り上げられたのだ。今より多くの個人情報が本人の同意なしに共有されるようになった場合、私たちのプライバシーは大丈夫なのか。議論の背景、課題と展望について解説する。
記事 コンプライアンス総論 「若手は電話に出なさい」、海外では考えられない“テルハラ”が日本で大問題なワケ 「若手は電話に出なさい」、海外では考えられない“テルハラ”が日本で大問題なワケ 2024/04/26 「テルハラ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。テルとは、電話のこと。転じて、テルハラとは、職権を利用して、会社での電話番を押し付けることを指している。より具体的にいうと、「電話は若手社員が取るべき」と電話対応を強いる行為だ。海外では考えられないというこの行為は、日本では “当たり前の慣習”となっている。信用される組織を築くために、今の日本社会に求められているものとは?
記事 コンプライアンス総論 今さら聞けない「ステマ規制」とは、どこからが違法?わかりやすく解説 今さら聞けない「ステマ規制」とは、どこからが違法?わかりやすく解説 2024/04/23 広告であることを隠して宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」。国の調査ではインフルエンサーの約4割が企業からステマの依頼を受けたことがあるという。先進国の中で規制のゆるさが目立ち、「ステマ天国」ともやゆされた状況を変えようと、国は23年10月の法改正によって「ステマ規制法」を新設し、事業者側に対する締め付けを強化した。ただ、アフィリエイト広告などが掲載された情報も氾濫する中、どこからがステマに該当するのか。消費者庁のガイドブックをもとに、法改正のポイントと注意点を分かりやすく解説する。
記事 知財管理 不正競争防止法改正をわかりやすく解説、メタバースはどう変わる?押さえるべき3分野 不正競争防止法改正をわかりやすく解説、メタバースはどう変わる?押さえるべき3分野 2024/03/22 デジタル空間の知的財産権を守るルールのあり方が、2024年4月から変わる。他社商品のコピーを禁止する枠組みの適用範囲が広がり、リアル空間だけでなくメタバースなどでの商取引も対象となる。顧客情報などのビッグデータも、法律で守られていなかった「隙間」が解消されることになる。リアルとデジタルの融合が私たちの日常を変化させつつある中、事業者のアイデアやデータを守る制度枠組みと商取引実態の間でギャップが急速に拡大し続けてきた。今回の法改正でどのようなズレが解消されるのか。ルールの変更点と注意点を解説する。
記事 コンプライアンス総論 障がい者への合理的配慮とは何か?4月から義務化される制度の詳細、対応例4選 障がい者への合理的配慮とは何か?4月から義務化される制度の詳細、対応例4選 2024/03/15 (株)関電工 社会インフラ統轄本部 高橋章 この「災害」の対応は、記載が足りていない、飛躍しすぎと思います。 >災害 状況例(1):視覚障害のある人は、避難所のレイアウトに慣れておらず、1人でトイレに行くことが難しい。 対応例(1):避難所のスタッフがいない間もトイレに行けるように、トイレまでの動線が分かりやすい場所を割り当てスペースとした。また、公的機関などで配布されている「災害時バンダナ」(耳が聞こえないことを示すバンダナ)を取り寄せて、非常時に着用できるようにした。 視覚障害と聴覚障害を一緒に書くのは、どういう意味なのでしょうか。 こういう記事があるから、行政や大企業は理解が出来ていないと 当事者や当事者団体から、誤解されるのです。
記事 コンプライアンス総論 検索市場の「グーグル独占」は何が問題か? 日本も米国も“負けても戦う”真の狙い 検索市場の「グーグル独占」は何が問題か? 日本も米国も“負けても戦う”真の狙い 2023/12/04 検索市場で圧倒的な1強であり続ける米グーグル。そんなグーグルに対し、日本の公正取引委員会は10月、検索市場での独占禁止法違反の疑いで審査を始めた。これに先立つ9月には、米司法省が検索市場における反トラスト法違反の疑いでグーグルを提訴した裁判の審理が始まった上、10月には新たに「デジタル広告市場で支配力を濫用した」として司法省が新たな訴訟を提起している。しかし、その両方において司法省の勝算は高くないとの見方が米国では主流だ。グーグルは本当に市場を独占していると言えるのか、日本への影響はどうなるのか。
記事 知財管理 ブリヂストンの「攻めまくる」知財戦略、スタッドレスの革新生んだ知財ミックスの神髄 ブリヂストンの「攻めまくる」知財戦略、スタッドレスの革新生んだ知財ミックスの神髄 2023/10/24 日本企業は今、「事業を守る知財」ではなく、事業のリターン向上につなげる「攻めの知財投資」が求められている。大手タイヤメーカーのブリヂストンは、知財に積極的な投資を行ってきた企業として知られる。同社の知財部門の荒木 充氏が、カイシャのミライ カレッジ 2023 Tokyo-Autumn-に登壇し、同社の知財経営や知財部門のあるべき姿について解説した。
記事 コンプライアンス総論 「欧州バッテリー規則」とは何か? 電池事業者が負担することになる“ある費用”とは 「欧州バッテリー規則」とは何か? 電池事業者が負担することになる“ある費用”とは 2023/10/23 2023年8月、EU(欧州連合)で「欧州バッテリー規則(EU Batteries Regulation:Regulation(EU)2023/1542)」が発効されました。欧州バッテリー規則は、バッテリー製品の生産工程すべて(原材料調達、設計・生産、再利用、リサイクル)を対象とした規制であり、今後、生産量が増えていくことが予想されるバッテリー製品による環境負荷を低減させる狙いがあります。今回はこの欧州バッテリー規則を解説します。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 GRCとは何か?ガバナンス・リスク・コンプライアンスを守る代表4製品、導入7ステップ GRCとは何か?ガバナンス・リスク・コンプライアンスを守る代表4製品、導入7ステップ 2023/10/18 1 企業活動では売上や利益の管理といった「攻め」の業務だけでなく、ガバナンスの浸透やリスク管理をはじめ、コンプライアンス(法令順守)など、多くの「守り」の業務も必要となる。それらを一元的に管理し、企業経営をより安定させるためのツールが、それぞれの頭文字を取ったGRC/GRCツールだ。古くは不正会計で消滅したエンロンから、直近ではビッグモーターやジャニーズといった話題の企業もGRCに関する問題で存亡の危機にさらされている。さらにはGRCはIRM(Integrated Risk Management:統合リスク管理)と呼ばれることもある。ここではGRC/IRMの役割やツールの選び方、導入の手順やポイントについて解説する。
記事 コンプライアンス総論 ジャニーズとビッグモーターがやらかした「同じ失敗」、不祥事会見の「NG対応」とは ジャニーズとビッグモーターがやらかした「同じ失敗」、不祥事会見の「NG対応」とは 2023/09/30 自宅 なし 青木雅昭 結局、弱いものいじめをして、おれつえ~~~を実感したいだけでは? ※ あくまで個人の感想です。
記事 コンプライアンス総論 AI規制法(AI Act)とは何か? 生成AI活用に「待った」をかけるEU重要法案がヤバい理由 AI規制法(AI Act)とは何か? 生成AI活用に「待った」をかけるEU重要法案がヤバい理由 2023/09/25 最近、データから新しいコンテンツやソリューションを生成する生成AI(ジェネレーティブAI)が話題となっていますが、さまざまな課題が指摘されつつあるのも事実です。こうした中、世界的にAIの規制に関する議論が進んでいます。EUでは2023年6月、「AI規則法(AI Act)」が採択されました。今回は、生成AIを含め、包括的なAIを対象とした、世界初の国際的なAI規制法である本法の概要を紹介するとともに、企業への影響と求められる対応について考察します。
記事 知財管理 三菱電機“驚き”の知財戦略、特許「独占」は「時代遅れすぎ」と言えるワケ 三菱電機“驚き”の知財戦略、特許「独占」は「時代遅れすぎ」と言えるワケ 2023/09/04 「知財」と言えば、一般的には自社に閉じた重要情報として「守るべきもの」というイメージが強い。そうした固定概念を打ち破り、自社の技術資産をパートナー企業にライセンスして新製品・サービスの開発・事業化を支援する取り組みを行っているのが三菱電機だ。同社はなぜ、この取り組みに力を入れているのか。同社の知的財産渉外部 部長の片山秀彦氏に聞く。
記事 コンプライアンス総論 Cofinity-Xとは? BMW・メルセデス・VWら欧州企業10社が設立した「新組織の目的」 Cofinity-Xとは? BMW・メルセデス・VWら欧州企業10社が設立した「新組織の目的」 2023/08/10 これまで欧州では、企業・業界間の垣根を超えてデータを共有し、新たな付加価値の創出を目指す取り組みが推し進められてきました。たとえば、欧州統合データ基盤プロジェクト「GAIA-X」や、GAIA-X上のユースケースであり、自動車サプライチェーンに関わる企業間でデータ交換・共有が行えるプラットフォーム創出を目指す「Catena-X」などがあります。今回は、Catena-Xのユースケースの運用・採用を促進する目的で、欧州の自動車業界が立ち上げた「Cofinity-X」について解説します。
記事 知財管理 弁護士 八代英輝氏に聞く、ChatGPTの登場で発揮される「企業法務」の真価とは 弁護士 八代英輝氏に聞く、ChatGPTの登場で発揮される「企業法務」の真価とは 2023/07/20 DXの進展やAI技術の進歩は、企業法務に大きな影響を与える。特に、ChatGPTの登場には注目が集まるが、これらをうまく活用できれば、業務を効率化し企業の成長を実現することが可能だ。一方、リスクを認識して慎重に利用しなければ、個人情報や著作権などの権利を侵害してしまう可能性がある。DXやAI技術の進歩に対して、企業はどのように向き合えばよいのか。元裁判官・国際弁護士の八代 英輝 氏が解説する。
記事 コンプライアンス総論 PwC、デロイト、JPモルガンなど、コンサル・法務・財務・税務でも急拡大する生成AI活用 PwC、デロイト、JPモルガンなど、コンサル・法務・財務・税務でも急拡大する生成AI活用 2023/06/02 GAFAMなどのテック大手で、ジェネレーティブAI(生成AI)の開発と活用が急ピッチで進んでいる。この流れが波及しているのが、コンサルティングや法務・財務・税務などいわゆるプロフェッショナル企業だ。とある外資コンサルに勤める人に取材したところ「ChatGPTが我々の仕事を奪っている。いずれコンサル不要になるかもしれない」と危機感をあらわにする声もある。PwC、デロイト、JPモルガン・チェースの事例を中心に、プロフェッショナル企業での生成AIに関する取り組み動向を見てみよう。
記事 国際法・国際標準化 【現地取材】ハノーバーメッセ2023、テーマ「変化をもたらす」で重視された7分野とは 【現地取材】ハノーバーメッセ2023、テーマ「変化をもたらす」で重視された7分野とは 2023/04/25 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催されている産業見本市「Hannover Messe 2023(ハノーバーメッセ2023)」が、2023年4月17日~21日にドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われました。ドイツのインダストリー4.0のコンセプトは2011年のハノーバーメッセで発表されており、近年はデジタル製造技術の進捗確認の場として注目されるようになっています。ここではドイツ現地を訪れた筆者がハノーバーメッセ2023について複数回にわたって詳細なレポートを提供していきます。今回はイベントの概要と注目トピックス、データ連携基盤・データエコシステム強化の動きなどを紹介します。
記事 国際法・国際標準化 ADPPA(米国プライバシー保護法)とは何か?米国版GDPRをわかりやすく解説 ADPPA(米国プライバシー保護法)とは何か?米国版GDPRをわかりやすく解説 2023/04/03 欧州連合(EU)は、2016年にデジタル化社会に適合した個人データ保護規定であるGDPR(General Data Protection Regulation:EU一般データ保護規則)を発効し、2020年頃からEU圏の企業がデータを共有できる制度を構築して産業データ活用を進める施策を推進しています。一方、米国では、州レベルでのプライバシー法は存在するものの、米国全体を網羅するプライバシー保護法はありませんでした。こういった中、米国版GDPRと言われる、ADPPA(American Data Privacy and Protection Act:米国データプライバシー法)が施行されようとしています。今回はこのADPPAとは何かを解説します。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 リーガルテックとは何か? コロナで激変した法律×テクノロジーの市場動向や企業リスト リーガルテックとは何か? コロナで激変した法律×テクノロジーの市場動向や企業リスト 2023/03/28 1 ITがあらゆる分野に浸透する中、法律の分野にもITが取り入れられるようになってきた。日本でもリーガルテックが注目されている。リーガルテックとは、法律に関する複雑な業務を、ITで効率化するサービスやツールのこと。リーガルテックがカバーする範囲は広く、範囲ごとに最適なサービスやツールも異なる。本記事では、リーガルテックの概要と日本で注目される背景や最新動向を解説、サービスカテゴリと代表的なサービスを紹介する。
記事 コンプライアンス総論 起こるべくして起こった?五輪汚職・談合が広告業界ならではの出来事といえるワケ 起こるべくして起こった?五輪汚職・談合が広告業界ならではの出来事といえるワケ 2023/01/18 日本のビジネス界における2022年最大の事件と言えば、東京五輪に絡んだ疑獄事件でしょう。元電通専務で東京五輪組織員会理事を務めていた高橋治之元理事を巡る贈収賄事件は、AOKIホールディング、KADKAWA、ADKなどから次々と逮捕者を出し、高橋元理事は計5ルートから総額2億円もの賄賂を受け取っていたとされ、4度にわたって起訴。先月末に8,000万円もの保釈金を支払い保釈されましたが、引き続き事件の真相究明が待たれます。今回は、このような汚職・談合事件が起きた背景について考えてみたいと思います。
記事 コンプライアンス総論 三菱電機に東芝、日興証券、不祥事を起こした大企業に見る、昭和型組織の悲しい末路 三菱電機に東芝、日興証券、不祥事を起こした大企業に見る、昭和型組織の悲しい末路 2022/12/14 昨年の三菱電機、今年の日野自動車、SMBC日興証券(以下日興証券)。コンプライアンス(法令順守)という言葉が定着した今の世の中にあって、相も変わらず大手名門企業のコンプライアンス違反不祥事は続発しています。一方で回転ずし業界大手2社でも、相次いでコンプライアンス違反にあたる不祥事が発生。なぜ最近になって有名企業で不祥事が多発しているのかを考えた時、そこには、日本ならではの組織風土や経営姿勢が大きな影響を与えていると推察できます。今回は日本企業で不祥事が相次ぐ理由を掘り下げます。
記事 国際法・国際標準化 「気候テック」とは何か? 日本の「カーボンニュートラル」を推進する技術 「気候テック」とは何か? 日本の「カーボンニュートラル」を推進する技術 2022/10/10 気候変動が差し迫った問題であるとの認識が世界中で広まり、特に若者世代の間でサステナビリティへの関心が高まっている。先進各国がカーボンニュートラルについて明確な目標を打ち出す中、日本政府も2050年までのカーボンニュートラルの達成と、2030年の中間目標として削減目標数値を掲げ、2021年5月にはこれを反映した基本理念を地球温暖化対策推進法に追加する改正を実施した。そうした中、気候変動問題へ対処する技術「気候テック(Climate Tech:クライメートテック)」が注目されている。本記事では、その概要や現状、成功事例、今後の課題、国内での取り組みなどを解説する。
記事 コンプライアンス総論 ヤフーやリクナビも炎上、DXで「必須の」プライバシーガバナンスの3つの要件 ヤフーやリクナビも炎上、DXで「必須の」プライバシーガバナンスの3つの要件 2022/08/04 欧州のGDPRを契機に、プライバシー規制強化の動きが各国で広がっている。にもかかわらず、具体的にどのようにプライバシー対策を講じていけば良いのか、ノウハウが十分に蓄積されていないのが実情だ。しかし、DXを推進していくうえでパーソナルデータの保護対策は避けられない。そこで、プライバシー保護とデータ活用を両立するために求められるのが「プライバシーガバナンス」であり、「プライバシーテック」である。「プライバシーに投資できない企業は淘汰される」と明言する、野村総合研究所 ICTメディアコンサルティング部 パブリックポリシーグループマネージャーの小林慎太郎氏にその背景を解説してもらった。
記事 個人情報保護・マイナンバー 個人情報保護法「改正ポイント6点」、国際比較でわかりやすく罰則強化などを解説する 個人情報保護法「改正ポイント6点」、国際比較でわかりやすく罰則強化などを解説する 2022/06/23 2022年4月に個人情報保護法が改正された。個人情報の取り扱いが厳しくなり、企業に課される責任や義務、罰則が強化された。個人情報の取り扱いを誤れば法的な制裁だけでなく、社会的な信頼を失い、ビジネス継続すら危ぶまれることも考えられる。さらに日本の法律への対応だけでなく、海外に事業を展開する場合はその国の法律にも対応する必要がある。本稿では、2018年に施行されたEU一般データ保護規則(GDPR)や、直近では2022年6月に改正となったタイ個人情報保護法(PDPA)など、海外における個人情報保護法の内容と比較しつつ、日本における改正法のポイントを解説する。
記事 コンプライアンス総論 勝手に有料に切り替わる?「サブスク被害」と広がる規制強化の動き 勝手に有料に切り替わる?「サブスク被害」と広がる規制強化の動き 2022/05/25 動画や音楽、ジムやフードデリバリーまで、今や生活のあらゆる場面に浸透するサブスクリプションサービス(定額課金サービス)。便利な半面、意図しない値上げや困難な解約プロセスなど、サブスクをめぐる問題は後を絶たない。米国では、悪質なサブスクを規制する議論が広がり、州レベルではすでに多数の州で法規制が導入されている。当初無料をうたっていながら有料化したり、(忘れたころに)急に値上げをするといったこともあり、日本でも大きな問題になっている。サブスクビジネスの現状を追った。
記事 個人情報保護・マイナンバー Privacy Shield 2.0とは何か? EU・米国間の新プライバシー保護の枠組みを解説する Privacy Shield 2.0とは何か? EU・米国間の新プライバシー保護の枠組みを解説する 2022/05/17 米国とEUは3月末、プライバシー保護・データ転送に関する新たな枠組みの「原則」において合意したことを共同で発表した。2020年7月に失効した旧枠組み「EU-US Privacy Shield(以下、Privacy Shield)」に取って代わる「Privacy Shield 2.0」とも呼ばれる新しい枠組みに関する進展であり、海外メディアはGAFAMなどテック企業にとっての安心材料になるだろうと報じている。この新しい枠組みとはいかなるものか。