クラウドやマルチデバイス対応で求められる「企業向け無線LAN」構築の勘所
中小企業必見!
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企業ネットワークは「マルチデバイス」「クラウド」の時代へ
モバイル端末の普及が進み、企業においても、社員が複数のデバイスを保有し、ワークスタイルにあわせ、複数の端末を使い分ける「マルチデバイス化」が本格的に進んでいる。また、そのモバイル端末を通して、さまざまな「クラウドサービス」を利用することも当たり前になった。シスコシステムズの調査によれば、全世界のモバイルデータトラフィック量は、2015年から2020年の間に8倍に増加すると予測される。この間、モバイルデバイス数は、66億台から116億台に増え、モバイルユーザー数も全世界で50億人を突破することが見込まれる。
また、モバイルPCの中には、インターネットへの接続が無線接続を標準とするモデルがリリースされるようになり、こうした無線接続を前提にしたモバイル端末の普及が、企業の無線LAN導入にさらに拍車をかけている。企業は、信頼性の高い無線ネットワークの実現が急務となっている。
IDC Japanの2013年の調査によれば、無線LANを導入開始する前の企業の懸念事項として、「アクセスポイントの不正利用」「電波状態の維持」「通信状態の可視化」などセキュリティや運用面を懸念事項に挙げる回答が上位を占めた。
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