バックアップが終わらない! 高速化のカギは、重要なデータの「仕分け」にあった
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増え続けるデータに、バックアップ体制が追いついていないという現状がある
IT部門から「ファイルサーバーの容量が限界に近づいたので至急削除してください」という案内が来て、慌てて保存しているデータを削除した──IT化が進んだ現在でも、多くの企業で見られる光景だ。増え続けるデジタルデータに対し、ストレージ容量には限界がある。そこで、上述のように、ストレージ容量確保のために、必要なデータの選別や不要なデータの削除を行うわけだが、こうした運用を人力に頼るケースは意外に多い。しかし、人力でのデータの選別は、手間や時間がかかるし、効率的な容量を確保が難しい。また、誤って重要な情報を削除する可能性もある。
一方で、増え続けるデータにより、バックアップの長時間化と増え続けるコストという問題が生じている。単純に、データ量が2倍になればバックアップ時間は2倍になる。また、データ増に対応するためストレージを増設し続けた結果、コストは膨らんでいく。
さらに、バックアップしたデータをいかに高速にリカバリするかという課題もある。万が一のシステム障害時に、システムは早期復旧しても、データのリカバリに24時間もかかるようでは事業の継続性確保はおぼつかない。
こうした企業データのバックアップに関する課題について、バックアップやリカバリ製品、さらに効率的なデータ管理の分野でソリューションを提供するCommVault Systems Japan(コムボルト システムズ ジャパン) セールス エンジニアリング ディレクター 松崎 純氏は次のように語る。
「バックアップ高速化のための技術として、バックアップの際に重複データを探しだし、排除する『重複排除』がありますが、スマートデバイスなどデバイスが多様化し、データの種類も音声、画像、動画といった『非構造化データ』が増えており、なかなか重複排除できないケースが増えています」(松崎氏)
さらに高速化を実現する方式として、ハードウェアのスナップショットを取得する方式がある。しかし、スナップショット方式は、バックアップとリカバリが高速になるメリットがあるものの、すべてのデータを対象にスナップショットを取得すると、コストが莫大になってしまう。
そこで、基幹業務のデータはスナップショットを使い、重要度の低いデータはスナップショットの対象外とするというように、大切なデータが何で、そうでないデータは何かという選別が必要になる。しかし、増え続けるデータの選別を人力に頼るような運用は現実的ではない。つまり、データの選別をシステムでカバーして運用を効率化し、バックアップ、リカバリの高速化と、コストの最適化を実現するソリューションが求められているのだ。
重要データを選別し、バックアップ高速化を実現する切り札「アーカイブ」とは
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