ビジネスの現場でPepperに何ができるの? 「Pepper World 2016」展示会場レポート
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Pepperを内線電話化!「余計なひとこと」も楽しいアプリ
初めて訪れるオフィスでは、受付の雰囲気で会社の印象も決まる。そういう意味では、Pepper for Bizの導入が、先進的なITを活用している企業というイメージにつながるだろう。フューブライト・コミュニケーションズは、Pepperに受付をさせるだけでなく、胸のタブレットから社員を検索し、内線電話として使える「ぺパ電 for Biz」を展示していた。従来の電話をそのまま利用でき、電話がないオフィスでもクラウドで対応が可能だ。社員情報はWeb画面から簡単に登録できる。Pepperが「余計なひとこと」を話し、本人が言いづらいコメントを代弁してくれる点も面白い。たとえば「今月の吉村の受注目標は10件だそうですよ。話を聞いてあげてくださいね」など、事前にコミュニケーションが図れて、来客の緊張を解してくれる。
電話によるアンケート調査も可能な名刺交換Pepper
「名刺交換Pepper」によるデモを行っていたのはヘッドウォータースだ。これは、企業の名刺をプリントして相手に渡したり、内蔵カメラを使って相手の名刺データを収集できるアプリケーションだ。名刺交換Pepperが相手の名刺を撮影した後に「感想を聞きたいので、あなたの電話番号を教えてください」と問いかけてくる。OKならば、胸のタブレットから携帯番号を入力する。しばらくすると名刺交換Pepperが相手に電話をかけ、アンケートが実施される仕組みだ。たとえば「僕の接客はどうでしたか?良かったら“1”を、悪かったら“2”の番号を押してください」というように、携帯電話の番号を押して回答する形式だ。本アプリケーションのポイントは、あとから電話アンケートで自由にリサーチやフォローができる点だろう。
相手の表情を見ながら、お勧めの観光地を紹介するアプリケーション
急増するインバウンドへの対応や、2020年の東京オリンピックに向けた訪日外国人向けのサポートにも、Pepper for Bizの活躍が期待されている。個人に特化した観光案内のデモを実施していたのはエビリーのブースだ。これはユーザーの興味に応じた動画配信が可能な店頭向けデジタルサイネージアプリ「Vipper」を応用したものだ。従来のデジタルサイネージは、誰に対しても同じ案内をしていたが、性別や感情を読み取れるPepperを活用し、ユーザーにお勧めの動画を配信している点が大きなポイント。同社が運営するクラウド型動画配信サービス「millvi」と組み合わせ、Pepper経由で収集されたデータをクラウドに送ると、最適なコンテンツを配信してくれる仕組みだ。月額5万円から利用できる。
PowerPointのプレゼンテーションをPepper for Bizで実演
前出のフューライト・コミュニケーションズは、Pepperにプレゼンテーションをさせる「ロボピッチ」も出展していた。胸のタブレットや外部ディスプレイにプレゼン資料を表示しながら、Pepperがセリフを読み上げることができる。クラウド上にPowerPointファイルをアップロードし、専用ツールでPepperのモーションやページ送りのタイミングなどをノンプログラミングで簡単に設定できる。ロボピッチは日本語のほか、英語や中国語にも対応する予定で、「ロボアプリマーケット for Biz」で提供される。今回の展示では、観光案内役のPepper が、スカイツリーや築地市場などの名所を紹介していたが、もちろん各種ビジネスのプレゼンでも活用できるという。
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